梨の種類

美味しい梨の選び方と幸水梨と豊水梨の違い

 

日本梨の種類には代表的なものとして「幸水」と「豊水」があります。どちらも日本梨の代表的な品種です。
どちらの品種も糖度が12度以上になり、甘い梨です。そして、果肉の大きさや柔らかさ、酸味、販売時期などが異なります。

 

関東では、「千葉」「茨城」「栃木」「埼玉」などが梨の栽培が盛んです。その中でも「幸水」と「豊水」の栽培が盛んです。梨の品種のシェアの65%以上を幸水と豊水が占めています。

 

それでは、幸水と豊水では、何が違うのか詳しく見ていきます。

 

幸水梨とは

幸水梨は1959年に「早生幸蔵」と「菊水」を交雑させて生まれました。現在では日本梨の40%以上は、この品種が占めています。

 

当農園では6割以上を「幸水」が占めています。関東近郊では、赤ナシ生産が多くその中でも「幸水」を多く栽培している生産者がほとんどです。

 

梨の栽培技術でも「剪定」が大切な仕事になりますが、講習会ではほとんどが「幸水」の剪定を基本にしています。それくらい代表的な品種です。

 

幸水梨の特徴は、300g〜400gになりますが、扁円形な形が特徴です。豊水よりも青みがかっているのが特徴です。

 

豊水梨とは

幸水梨に対し、豊水梨は、350g〜大きいものでは500gほどになります。幸水より一回り大きいです。1972年に品種登録され親は「幸水」×「石井早生×二十世紀」とされています。

 

当初は「菊水×八雲」と「八雲」の交配と呼ばれていましたが、DNA鑑定により間違いであることが分かり変更されました。

 

「豊水」は、品種の25%以上を占め「幸水」に続き2番目のシェアになっています。

 

私の農園では3割近く豊水が栽培されています。幸水に対し、豊水の方が赤みがありずっしりとしています。

 

幸水と豊水の見た目の違い

 

こちらが幸水梨です。青ナシの系統もあるため、豊水に比べ青みがかっていると思います。
サイズも豊水に比べ一回り小さいものが多いです。幸水梨はシャリ感がとてもあり、みずみずしさ
は梨の中でも一番です。

 

歯ごたえ重視で選ぶなら幸水梨です。梨と言ったら幸水というくらい定番で万人うけする品種です。

 

お店に並ぶのは8月〜9月にかけてです。梨は日本の中で広い範囲で作られているので九州から東北まで産地が移っていきます。

 

またハウス幸水も作られていて7月頃から見られます。7月下旬には九州産が始まります。次いで8月上旬には、千葉、茨城産。中旬、下旬には栃木産。9月には、福島産、それ以降東北産がで始まります。

 

幸水の日持ちは1週間ないくらい短いです。日持ちはあまりよくないため、早めに召し上がるのがいいです。収穫も一つの産地が10日ほどと短いのです。

 

 

こちらが豊水梨です。幸水梨に比べて柔らかいのが特徴です。大きさも幸水に比べ一回り大きいです。
大きいものでは500gを超えます。サイズとしては5Lクラスになります。

 

幸水に比べて柔らかい果肉が特徴です。皮をむいた時、果汁がボタボタとしたたり落ちるのは豊水
です。

 

酸味があるのが豊水の特徴で、濃厚な甘さと適度な酸味があるため、豊水のファンは多いです。

 

お店で出始まるのは幸水より遅く、8月の下旬頃からです。幸水の収穫が終わった後に豊水が始まります。

 

日持ちは幸水梨より長く1週間以上日持ちします。ただ、日本なしは、洋ナシのように追熟しないため、早めに食べるのがいいです。特に梨は鮮度が重要です。

 

美味しい梨の選び方

7月〜10月頃が旬の梨ですが、当たりはずれがある経験をしたことがありませんか?梨は旬が短く日持ちもしないため本当に美味しい梨を選ぶことが難しいのです。

 

結論からいうと梨はもぎりたてで新鮮なものが一番おいしいです。ですが、梨の場合、「収穫時期の熟し具合がどうなのか」というのが甘いか、甘くないか分かれてきます。

 

収穫時に、完熟していれば、甘い梨が食べられますが、熟しきる前の糖度がのる前の状態で収穫してしまっては、甘くないです。

 

目安としては、より赤みがかった方が甘くなっています。特に「幸水梨」はこの熟し具合で全然違ってきます。基本的に「日本なし」は追熟はしないので、時間を置いて甘くなるということはありません。

 

それと、和梨は大きいもののほうが甘いです。よく大きい果実は大味では?と思われる方がいますが、梨に限っては大きい物の方が値段が高く、ギフトには大きい物が使われています。

 

「幸水」「豊水」の他にも「新水」とい品種の梨がありこれらを合わせて三水と呼ばれています。ただ、「新水」は生産量がとても少なく栽培されている方が少ないです。

 

これらの品種以外にも大きさで有名な「新高」や比較的新しい「あきづき」などがあります。珍しい品種としては、一部で販売されている「かおり」があります。

 

10月になると「新興」や「にっこり」「愛宕」「王秋」など晩秋梨があります。それ以外にも少ない品種として「なつしずく」「彩玉」「あきあかり」「新甘線」「恵水」など珍しい品種も多くあります。

 

それぞれ違いがあるので、食べ比べてみてはどうでしょうか。

 

日本梨で有名なものに「幸水」と「豊水」があります。それぞれ8月、9月頃が最もお店に出回ります。幸水はシャリ感があり豊水より早く販売されます。豊水は酸味の中に濃厚な甘さがあります。

 

どちらも人気の品種でそれぞれに違った味わいがあります。幸水好きと豊水好きに分かれるパターンが多いです。それぞれ違った美味しさがあるので違いを食べ比べてみてはいかがでしょうか。

 

梨は旬の時期がずれると美味しさが半減しますので、旬の時期をはずさないように召し上がってみてください。